「360 Reality Audio」の技術で目指しているのは、「演奏や録音の現場で音楽が生まれた空間を、その場に居合わせているかのようにリアルに再現する」こと。クリエイターのイメージする、立体的/動的な音楽空間をリスナーに届けることも可能になるという。
リスナーの周囲360度全方位に音を配置でき、聴取位置より下方の音も聴こえるようにすることで、ライブ会場などの床面で反射した音なども感じることで、リアルな体験ができる点を特徴としている。ソニーが音楽制作などの業界向けに制作、配信、再生のソリューションを提供。クリエイターからリスナーまで、一気通貫のフロー構築を目指す。
使用する音声はオブジェクトベースで、オープンフォーマットのMPEG-H 3D Audioをもとにしたフォーマットにより、対応サービスと機器を増やしていく。
音源をオブジェクト化する制作ツールをソニーが開発・提供し、クリエイターはこれを使って楽器の音を3次元空間に自由に配置できる。音声はPCM 48kHz/24bit対応。配信は、最大24オブジェクト、1.5Mbpsのフォーマット。10オブジェクトの場合は640kbps、16オブジェクトでは1,024kbps。再生する機器/サービスに合わせて設定する形となる。音楽ストリーミングサービス事業者などの様々なパートナーに向けて、フォーマット規格書の公開を計画している。
ソニーが開発する制作ツールを使い、それぞれの音源に位置情報を付加。360度全天球空間にオブジェクトとして配置可能。オブジェクトをダイナミックに移動でき、音楽制作者の創造性を喚起するという。
再生は「Music Serviceアプリ」用に再生ライブラリを供与。通常のヘッドフォンでも立体的に聴ける。アプリに備えたデコーダー/レンダラーによってオブジェクトオーディオを最大13chの音声とし、バーチャライザーで、標準HRTF(頭部伝達関数)に基づいた音声に変換すると、ヘッドフォンで聴ける。
また、オープンフォーマットに基づいて互換性のあるスピーカーは、ソニー以外も開発可能。再生する機器側でスピーカー構成に合わせてレンダリングする。スピーカーは、13台を使う本格的なリファレンススピーカー配置から、サウンドバーのような一体型まで、様々な展開が可能だという。
ヘッドフォンを数多く手掛けているソニー独自の技術も活用。個人の耳を撮影した写真から、その人に合った音に最適化できるという。人の頭や耳の形は異なるため、実際に耳へ伝わる音にも違いがあるが、それを補正するために専用のマイクなどで測定しなくても、スマホなどで撮った耳の写真から、簡単に最適化できるという。
ソニーは、様々なオーディオ機器での対応を検討。ヘッドフォンやワイヤレススピーカーでの技術開発を進めている。
ヘッドフォンの場合、「360 Reality Audio」対応のコンテンツがあれば、専用機器の必要なく、従来のヘッドホンでは実現困難だった臨場感のある音場を再現できるという。ただし、より良い体験のためには、個人の聴感特性を計測し、再生音に信号処理を施すことが必要となる。スピーカーの場合は、全方向に音を放射するスピーカーシステムで再生可能となる予定。
他社のオーディオ機器でも、ソニーの公開する配信フォーマットに対応すれば360 Reality Audioが再生可能とのこと。中でもヘッドフォンは、対応配信サービスのアプリケーションを使用するだけで再生可能となる予定。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1160897.html
>スピーカーの場合は、全方向に音を放射するスピーカーシステム
ようやくビクターの呼吸球式スピーカーが本領発揮できるな
20年前に売れたDSPの名称変更
こんなの大昔からあったよな?
これは45年前なw
誰も良いと思わなくて廃れましたとさ
同じことが出来るのでは
冨田先生が生きてれば喜んだよね
ずっと立体音響にこだわってたから
右向くと左耳にステージの音が聞こえる感じ
それで好きなアーティストのライブを数百バージョンを録音してそれぞれ8Kとかで数か所から360度録画しとけばもう一生ついてくだろ
将来的には人工知能で各地点のカメラと音響から任意の場所に移動とか←10年以内に可能
実在していない不可能なライブ公演を表現したり(QueenのSSA公演みたいな)とか←20年以内に可能
存在しないけどあたかも本人達がやっているような新曲(キャンディーズによるSNSに関する恋愛ソングとか)をさらに任意のライブ会場で表現とか←25年以内に可能
需要があればこれぐらいのタイムスケジュールで可能でしょ
究極的には過去のアーティストの映像や音声や画像や文献から想像しうる全てを表現するんだろうけど、それも30年以内に可能だろうな
別に特別好きなわけでもないけどビートルズの武道館公演とか現場で体感してみたいよな
スピーカーのサラウンドに落とし込める技術だろ
どのようなスピーカーシステムでも変換できるから便利にはなる
であるので、拡張情報を無視すればMPEG-Hでデコードできるので
独自規格ガーと言いたいやつは残念だったな
クラのライブを指揮者の位置とかくらい
ムカつくだけだぞ
すぐに廃れるわ
技術的に可能であることと、市場にそれだけのニーズがあるかは全然別物。
ドルビーサラウンドとかも規格だけどんどん進化してるけど、撮影現場はそこまで音響に労力を払ってないのが現実。
引用元: ・http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1546923146/
【twitterでの反応】
#SONY さんに来たよ。
360 REALITY AUDIOを聞いてきたよ。360度全面がスピーカー。
コンセプトモデルと言ってたけど、立体的な音でした。映像と一緒に音も撮ったつもりだけど、伝わるのかな?これ…。#3rd_factory#CES2019 pic.twitter.com/E0qkBlmNmV
— 三郎🍔3rd Factory (@3rd_factory_sa) 2019年1月8日
世界最大のエレクトロニクスショー「CES 2019」にて、ソニーが発表した新しい音響技術「360 Reality Audio」を実際に体験しました。 https://t.co/2M0CMtGtC2 pic.twitter.com/YAYofiTZMe
— ASCII.jp編集部 (@asciijpeditors) 2019年1月10日
ドルビー・アトモスの次は足元からも音が出るこれでしょうか
ソニーの360度オーディオ「360 Reality Audio」が覆す仮想音場の常識(本田雅一) – Engadget Japanese https://t.co/XrQhPxGD2O pic.twitter.com/5Lap5s95Yz— Engadget 日本版 (@engadgetjp) 2019年1月24日
Sonyの360 Reality Audioを体験。これはVR Audioにも朗報の技術、必聴です。デモでは自由空間でのHRTFとヘッドホン時のCavity特性の2回キャリブレーションしました。前方定位が弱く感じたのは2列目に座ったので前の人が音響特性に影響したと推定。是非早く製品化して欲しい! #R4DCES #CES2019
— Mitsunori SATOMI@UBW (@gravitino) 2019年1月11日
Sonyの360 Reality Audioを体験して、鳥肌が立つくらい感動した。
内容は部屋にいくつも設置されたスピーカーの定位をヘッドフォンで再現するというもの。信じられないくらいの音の広がりを感じてすごかった…。針金の先についたマイクを耳に入れてキャリブレーションしていたらしい。#CES2019 #R4DCES pic.twitter.com/QvMriCawlk— Nakaji Kohki / リリカちゃん💜💉 (@nkjzm) 2019年1月12日
SONYの新たな音楽フォーマット「360 REALITY AUDIO」体感してきました。
簡単に説明すると、大きな映画館の雰囲気がこれ一つで広がるイメージです。
水滴が落ちた時の繊細な音の広がりや、音楽再生ではアーティストの背丈がこの位かな、と言う所まで感じられてビックリ!#CES2019 #ねこしなりのCES pic.twitter.com/TKPmkGt34u— ねこし (@nyanmaru_ch) 2019年1月9日
早く体感してみたい!
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